視覚に障碍のある方へ

相方の仕事のあいだ留守番しているとき、あるいはひとり暮らしの方,下宿している学生さん、まとめ買いしてきた商品や、棚の奥にしまってあった缶詰め、いままさに空けようとしているペットボトルの中身が、空ける前になんだかわかったら、生活が楽しくなると思いませんか。

このプロジェクトは、流通しているあらゆる商品についているバーコードを利用スキャンすることで、視覚に障碍のある方にそれがなんであるかを音声や点字で案内する社会貢献事業です。この事業は経済産業省所管の財団法人である流通システム開発センターの協力を得て3年間の実施を予定しており、情報処理学会UD協創フォーラムは、この期間、視覚障碍者(利用者)と、視覚障碍者のために便利なソフトを作ってみようと考える学会員ならびにその直接の紹介を受けた方(開発者)に対し、最新のデータに無償でアクセスできる環境を提供します。

3年間の実験期間は、実績による年次更新となっています。UD協創フォーラムは、この運動を毎年有意義なものとして広げていくとともに、3年のあいだに寄付金や補助金などでその先も継続できる体制を整えていかなければなりません。このため、利用者のみなさまには報告書等に記載するアンケートにご協力いただく場合がありますが、そのときはよろしくお願いします。

バーコードスキャナは、いくつもの製品を実際に買って読み取り幅や読み取り性能を試し、使い勝手のよいものを探しあてました。視覚に障碍のある方には実費 (\3,000円程度を予定) でご用意いたします。

「このカップ麺は何なのか」のほか「何分待てばいいのか」とか、「この麻婆豆腐の素は、ほかにどんな材料が必要なのか」など、通常の JAN コードデータベースにはないデータのご要望もあると思います。データの提供が得られるようかけあいますので、お知らせください。

ヘルパーの方,お店の方へ

視覚障碍者が自分ひとりでも読めるように、全国清涼飲料工業会,日本即席食品工業協会,日本缶詰協会,日本冷凍食品協会,日本チョコレート・ココア協会,日本スナック・シリアルフーズ協会などにもよびかけながら、商品流通の使い勝手を損なわず、かつ、読み取りやすいバーコードの位置を模索していきたいと思っています。

しかし、現在はバーコードの位置がまちまちで、視覚障碍者がひとりで読み取るには困難があります。もし希望があれば、お店の方、ヘルパーの方が、バーコードの上から透明なセロハンテープを貼って差し上げてください。それを頼りに読み取ることができます。

触察しやすい肉厚の透明テープがあれば、ここでご紹介しますのでお知らせください。