商品デザイナの方へ

目の見えない人が商品を識別できるよう、あらゆる商品に、点字なり RFID タグなりをつけてくれ、と言われても、コストがかさみすぎて、にわかには無理ですよね。

でも「バーコードの位置を工夫いただければ自力でスキャンできるので、そうしていただくことはできますか」と言われたら、ご協力いただけますでしょうか。実は、筒型容器であれば、バーコードを縦方向に印刷いただければ、くるっと回転させて読めてしまうのです。

デザイン上の制約はあるものと思いますが、横向きのバーコードを縦にレイアウトするのにさほどお金がかからないなら、協力いただけるとうれしいです。私たちは最終的に携帯電話の内蔵カメラで読み取ることを最終目標にしていますが、その際にも位置の手掛かりが大きな助けとなるのです。

清涼飲料水

缶,ペットボトル,紙パックなどのバーコードは、以下のように統一する案はいかがでしょうか。

  • 円筒方向に縦に配置し、数字は右側に向ける。
  • 容器下端にできるだけ近づけ、60mm 以内に配置する。
  • 缶の継ぎ目や被覆のミシン目,紙パック貼付ストローなど、触察でわかる縦線がある場合、そのすぐ左に配置する。
  • 被覆がボトルの下までないときは、被覆の下端にできるだけ近づけ、ミシン目のすぐ左に配置する。

バーコードスキャナの中には、ふつうに当てれば問題なく読むのに、回転させて読むと先に入ってくる数字が邪魔をして正しく読めないものがあります(ZT-800U で使われている読み取りエンジンなど)。どんなものでも同じやりかたで読めるようにするためには、数字の向きはどちらかに統一しておくほうがよさそうです。


容器入り麺

鍋焼きうどん 赤いきつね

容器入り麺は、たとえば以下のように統一する案はいかがでしょうか。

  • 容器の顔を正面に向けたとき、バーコードが水平になるように統一する。

鍋焼きうどん 和庵

もしくは

  • 容器の耳を左側に置いたとき、バーコードが水平になるように統一する。


どのようなマーキング位置がわかりやすいか、商品デザイナの方や視覚に障碍のある当事者の方と考えて行きたいと考えています。