お菓子や薬の紙箱から、UDにしませんか

現在、バーコード印刷位置にもっともバリエーションがあり、読み取りに困るのが菓子や医薬品などの紙器です。これらも、お金をかけずにUD化できます。

紙パッケージの作られ方

紙箱は、プレス工程といって、印刷済みの厚紙に上下から金型を押しつける作業を経て展開図のかたちにカットされます。箱をよく観察すると折りぐせの筋がついていますが、この筋はカットと同時にプレスでつけられているはず(図中破線部)。金型を作るときに工夫すれば、バーコードの周囲に同時に筋をつけることも追加コストなしで可能なのではないかと考えました。

紙器メーカに問い合わせたところ「カットと同時に筋をつけています」「金型を作る際に考慮すれば、バーコードのまわりに筋をつけることは難なくできます」とのこと (やっぱりね) 。

点字をつける方法では、たとえば「きのこの山」と「たけのこの里」に異なる金型を用意する必要があります (しかも、点字が読める視覚障碍者は約 1 割ほどにすぎません) が、印刷後のプレス工程でバーコードの周りに筋をつける方法では、限定フレーバーの発売などでも金型はこれまでどおり共通にできますから、量産時の追加コストなしにUDにできます。

バーコードの周囲をぐるっと筋で囲むと読み取りエラーにつながる縦方向の影ができてしまうため、上下に筋をつけるなどの方法になると考えられます。触知しやすく、かつ箱の強度を落とさず、組み立てにも影響しない筋のかたちを、視覚障碍者の方々や、紙器メーカさんと探っていきたいと思います。自社製品に紙箱を利用しているメーカさんもぜひ応援してください!!

袋入り製品も UD 化しませんか

紙パッケージの作られ方

パウチ製品は、ふちに浅い切り欠きを入れることで、バーコードの位置を触知可能にできます。

しかし、単に切り欠きをいれるだけでは充分ではありません (裏面のバーコードのための切り欠きかもしれない) 。片側を平カット,もう片側を丸カットするなど、業界標準を統一する必要があります。